- 2021/07/12 掲載
日経平均は急反発、628円高 米株高を好感
朝方発表された機械受注では、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は、前月比7.8%増の8657億円だった。3カ月連続で増加し、市場予測(2.6%増)も上回った。先週末に好決算を発表した安川電機は一時7%を超える上昇となった。
TOPIXも急反発し前営業日比2.14%高。東証1部の売買代金は2兆3803億0700万円となった。東証33業種では、海運業、空運業を除く31業種が値上がり。機械、金属製品、電気機器、倉庫・運輸関連などが値上がり率上位となった。
欧米での株高が追い風となって地合いはしっかりしているといい、市場では「先週までは米長期金利の低下でグロース優位となっていた相場が反転。景気敏感セクターが活況となっている」(みずほ証券のマーケットストラテジスト、倉持靖彦氏)との声が聞かれた。
個別では、安川電機が6.47%高。前週末9日に2022年2月期の連結営業利益(国際会計基準)見通しを前期比ほぼ倍増の540億円へ上方修正すると発表し、好感された。ファナック、オークマなどの機会株も大幅高となった。
そのほか、ソフトバンクグループ、ファーストリテイリング、東京エレクトロンもしっかり。エーザイ、東海旅客鉄道、川崎汽船はさえなかった。
東証1部の騰落数は、値上がりが2010銘柄、値下がりが149銘柄、変わらずが33銘柄。東証1部の値上がり銘柄は91%と、ほぼ全面高商状となった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 28569.02 +628.60 28412.70 28,405.60─28,595.12
TOPIX 1953.33 +40.95 1943.33 1,942.71─1,955.54
東証出来高(万株) 103577.00 東証売買代金(億円) 23803.07
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