- 2021/07/29 掲載
中国の滴滴、株式非公開化検討と報道 会社側「うわさ」と否定
WSJは関係筋の話として、中国政府による締め付けが強まる中、非公開化を検討しており、サイバーセキュリティー規制当局からの支援も受けていると報じている。
同社がニューヨーク市場への上場を通じて44億ドルを調達した数日後、中国サイバースペース管理局(CAC)は滴滴に対する調査を開始。国家安全保障と公共の利益を理由に、新規ユーザーの登録を停止するよう求めた。また、スマートフォン向けアプリストア運営各社に対し、滴滴のアプリの配信を停止するよう命じた。
報道によると、滴滴は米上場後のこれらの問題に対処するため、金融機関や規制当局、主要投資家と協議を行っている。主幹事に対し、上場廃止計画に対する投資家の見解と、投資家に受け入れられる価格帯を評価するよう依頼した。株式の公開買い付けを通じた非公開化が、検討されている予備的な選択肢の一つだという。
一方、滴滴は29日、非公開になる可能性があるという「うわさ」は事実ではないとした。
PR
PR
PR