• 2025/07/01 掲載

ECB総裁「世界の不確実性高まる」、物価安定に強力な対応必要

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[シントラ(ポルトガル) 30日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は30日、「不確実性」が世界経済の主要な特徴であり続けるとの認識を示し、物価が一段と不安定になる可能性がある中、ECBはインフレ率を目標水準近辺に維持するために一段と強力な行動を取る必要があると述べた。

ラガルド氏はポルトガルのシントラで始まった国際金融会議「ECBフォーラム」で行った講演で、新型コロナウイルスによるパンデミック後の数年間で世界情勢が根本的に変化し、企業は新たな不確実性と供給に対する衝撃に対応できるよう迅速に価格を変更するようになったと指摘。「今後は不確実性が一段と高まる」とし、「この不確実性によって物価情勢が一段と不安定になる可能性が高い」と述べた。

ユーロ圏のインフレ率は現在2%前後と、ECBが掲げる目標とおおむね一致し、ECBはインフレ率は向こう数年間はこの水準近辺で推移すると予想している。

ただ、ラガルド氏は企業の価格設定行動に変化が見られていることがリスクになっているほか、インフレは急速に加速したり減速したりするなど、一様でない可能性があると指摘。物価と賃金の相互作用を防ぐためも政策を迅速に引き締めることを含め、早期に強力な行動を取ることでこうしたリスクに対処しなければならないと語った。

ECBはこの日、新たな5カ年の金融政策戦略を発表し、インフレ率が目標を上下どちらの方向に乖離(かいり)した場合も等しく強力に対応する方針を示した。

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