- 2021/08/05 掲載
午前の日経平均は反発、連日の好決算発表が株価下支え
4日の米国株式市場はまちまちとなった。ダウ工業株30種とS&P総合500種が下落する一方、ナスダック総合指数は小幅高で取引を終了。民間部門雇用者数の伸びが予想を大幅に下回ったことが嫌気された。
日本株は寄り付きこそ日経平均はマイナスで始まったものの、好決算銘柄を中心に物色されて全般は切り返しに転じた。ただ、戻り売りが警戒されるなど上値は重く、強もちあいに終始した。
市場では「米国株式市場のSOX指数の動きをみる限り、リスクオフの状態になっていない。そうした中、日本株は好決算銘柄を素直に評価する動きとなっている」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏)との声も聞かれる。
TOPIXは0.26%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆0875億8300万円だった。東証33業種では、海運業が大幅上昇、鉄鋼、精密機器なども値上がりしたが、パルプ・紙、鉱業などの下落が目立つ。
個別では、日本郵船が続騰。レーザーテックなど半導体関連株もしっかりとなり、ソニーグループ、日本製鉄も堅調に推移した。半面、トヨタ自動車はさえない。
東証1部の騰落数は、値上がりが880銘柄、値下がりが1859銘柄、変わらずが144銘柄だった。
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