- 2021/09/03 掲載
独サービスPMI改定値、8月は60.8 高水準を維持
新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)で打撃を受けていたセクターで、累積需要が顕在化した。
速報値は61.5だった。
製造業とサービス業を合わせた総合PMIは60.0。前月の62.4から低下した。速報値は60.6だった。
IHSマークイットのアソシエート経済ディレクター、フィル・スミス氏は「サービス部門は、7月の記録的なパフォーマンスに続き、8月も事業活動が急拡大した。製造業に代わって成長のけん引役となっている」と指摘。
「月間の拡大ペースはピークを過ぎたように見えるが、たとえ9月にさらに失速しても、第3・四半期の力強い成長の舞台装置は整っている」と述べた。
同氏は「短期的には、デルタ変異株がサービス部門の需要のリスク要因だ」とした上で「ただ、企業は依然として先行きを楽観しており、来年の今ごろには状況が改善していると回答している。多くの企業は新型コロナの収束とそれに伴う旅行の回復に期待を寄せている」と述べた。
楽観論を背景に雇用も急ピッチで創出された。
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