- 2021/09/04 掲載
アップル、児童虐待対策改善に「時間かける」 社内外の批判受け
アップルは先月、米国の利用者がスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の写真をデータ保管・共有の「iCloud(アイクラウド)」にアップロードする際、児童の性的虐待に関する既存の写真データベースと照合して問題のある写真を特定するシステムを導入すると発表。これを受け、様々な権利団体が反発したほか、社員からも批判する声が出ていた。
アップルは声明で、「顧客、支援団体、研究者などからのフィードバックに基づき、これらの極めて重要な児童の安全に関する機能をリリースする前に今後数カ月間にわたり、意見を収集し改善するためにさらに時間をかけることを決定した」とした。
アップルの児童虐待対策に批判的だったジョンズ・ホプキンス大学のサイバーセキュリティ研究者、マシュー・グリーン氏は今回のアップルの発表を評価した上で、アップルは監視する理由と対象をより明確にすべきとした。
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