• 2021/09/15 掲載

英CPI、8月は+3.2%と9年ぶり高水準 外食支援策の反動

ロイター

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[ロンドン 15日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が15日に発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.2%上昇し、2012年3月以来約9年ぶりの大幅な伸びを記録した。新型コロナウイルス流行で大打撃を被った外食産業への支援策を受けて、昨年は外食費が下落していたことが背景にある。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は2.9%上昇。7月は前年比2.0%上昇していた。

8月CPIの前年比伸び率は、7月を1.2%ポイント上回り、1997年の算出開始以来少なくとも24年ぶりの大幅な加速となった。

統計局の専門家は「今回ような(伸び率)は一時的と思われる。『Eat Out to Help Out(外食をして支援しよう)』キャンペーンを受けて昨年はレストランやカフェでの飲食費が大幅に下落する一方、今年は上昇している」と述べた。

KPMG・UKのチーフエコノミスト、ヤエル・セルフィン氏は「将来のインフレリスクを抑制するための金融引き締めや利上げのタイミングを探っているイングランド銀行(英中央銀行)にとって、インフレ加速は確かに気になるところだろう」と指摘。「しかし、引き締めを今行えば、景気回復を台無しにしてしまうリスクがある。よって、来年半ばまで先延ばしする公算が大きいとみている」と語った。

前財務相のジャビド保健相はCPIの大幅上昇についてBBCラジオに「恐らく一時的なもの」との見方を示した。

「世界的にインフレ率が上昇している。あらゆる政府は今後予算を策定する際に考慮しなければならない」と語った。

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