- 2021/09/21 掲載
デリバティブのシステム更新=取引時間を延長―JPX
日本取引所グループ(JPX)は21日、傘下の大阪取引所と東京商品取引所で使用する金融などの派生商品(デリバティブ)の売買システムを5年ぶりに更新した。両取引所で時間延長を行うほか、大阪取に原油先物を上場するなど投資家の利便性向上を図る。
大阪取は経済統計の発表時間に対応するため、日経225など指数オプションの取引開始時間を午前8時45分(従来は午前9時)に前倒しした。夜間取引は大阪取、東商取ともに米国市場の取引時間に合わせ、終了時間を午前6時(同午前5時半)まで延長する措置を取る。
今回のシステム更新に伴い、システムのバックアップ拠点を関東から関西に移した。従来はメイン、バックアップとも関東に設置していたが、首都圏直下型地震などのリスクを踏まえた。東京証券取引所の現物売買システムについても、来年夏にバックアップを関西に移管する予定。
【時事通信社】 〔写真説明〕デリバティブシステム更新について記者会見する大阪取引所の岩永守幸社長=21日午後、大阪市中央区
PR
PR
PR