- 2021/09/22 掲載
日銀、大規模緩和を維持=気候変動対応支援、12月開始
日銀は22日、前日に続いて金融政策決定会合を開き、長短金利操作を柱とする大規模な金融緩和策の維持を賛成多数で決めた。民間金融機関の気候変動対応投融資を後押しする新たな資金供給策の詳細も決定。12月下旬に初回の貸し付けを行う。
会合後の声明では、輸出や生産について、世界的な半導体不足や、東南アジアの新型コロナウイルス感染拡大による部品調達難を念頭に「一部に供給制約の影響を受けつつも、増加を続けている」と指摘。「着実な増加を続けている」とした7月会合時から表現を変更した。
景気判断に関しては、「コロナの影響から引き続き厳しい状態にあるが、基調としては持ち直している」と従来の判断を維持。コロナ対策で発令中の緊急事態宣言が直撃する個人消費についても「下押し圧力が依然として強く、引き続き足踏み状態となっている」との判断を据え置いた。
【時事通信社】 〔写真説明〕金融政策決定会合に出席するため、日銀本店に入る黒田東彦総裁(手前)=22日午前(代表撮影)
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