- 2021/09/27 掲載
午前の日経平均は続伸、配当権利取りが支え リオープン株が人気
24日の米国株式市場では、ダウ工業株30種とS&P総合500種が小幅続伸。バイデン米大統領が掲げる大型の歳出法案や超党派インフラ投資法案を巡る進展が注目されていた。
日本株は好地合いを引き継いで上昇してスタート。時間外取引で米株先物が堅調に推移していることも好感されその後もしっかりとなっているが、前週末の急な戻りに対して警戒感も生じており、利益確定や「やれやれ」の売りが出たという。
騰落レシオは120%以上に達すると過熱していると判断されるが、現時点で140%を超えており、テクニカル面では上値を追いにくいとの指摘もある。ただ「明日の権利確定日を控えて配当権利取りの動きが出ている様子。これらが株価を支える要因になっている」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏)との声も聞かれた。
TOPIXは0.37%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆6226億3600万円と膨らんでいる。東証33業種では、鉱業、空運業、陸運業などが上昇する一方、海運業、機械などが値下がりした。
個別では、トヨタ自動車が3カ月ぶりに上場来高値を更新したほか、三菱UFJフィナンシャル・グループも年初来高値を更新するなど銀行株もしっかり。JR東日本も堅調だが、日本郵船など海運株がさえない。
東証1部の騰落数は、値上がりが993銘柄、値下がりが1092銘柄、変わらずが102銘柄だった。
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