- 2021/10/13 掲載
パンデミック起因の圧力、長期インフレ期待のリスクに=米地区連銀総裁
ボスティック総裁はピーターソン国際経済研究所のオンラインイベントでの講演原稿で「基調的なインフレ率が2%に設定されている目標を上回っていると結論付けるに十分な情報を入手している」と述べた。
ただ、パンデミックに起因する物価トレンドの多くは「自ずと解消する」と予想しているとしながらも、供給網の制約の一部は当初の予想よりも長期化する可能性があると指摘。
「これまでのところ、長期的なインフレ期待が危険なほどに固定されていないと経済指標では示されていない」としながらも、圧力が長期化し、インフレ期待が上向く可能性はあるとの認識を示した。
これに先立ちボスティック総裁は英経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に対し、FRBのテーパリング(量的緩和の縮小)着手に向け進展が見られていると述べていた。
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