- 2021/10/14 掲載
英中銀、当局者と民間銀行との非公式会合を停止
欧州中央銀行(ECB)は先月、レーン専務理事兼主任エコノミストがドイツのエコノミストを集めた私的な会合でインフレ見通しに関する未公開の情報に言及したと報じられ、民間企業との非公開会合を今後は持たないよう求める声が強まった。
ECBは報道に一部反論している。
英中銀では、金融政策委員会(MPC)メンバーと民間銀行との会合は、経済や金融市場に関する情報収集の場と位置付けられてきた。中銀の規定では、当局者側は中銀の公式見解を述べるにとどめるよう求められている。
中銀はこういった会合の詳細を、MPCメンバーのスケジュールで公表しており、会合後に一般に公開されている。
しかし、こういった会合は金融市場参加者の間で観測やうわさが生じる原因をつくっている。先週も、ツイッターへの投稿であるMPCメンバーと大手銀行およびその顧客との会合に触れた部分があったが、中銀はコメントを差し控えている。
中銀は今後、個別の銀行と金融政策に関して会合を持つことはやめるが、金融規制当局の立場で、民間銀行とは定期的にやりとりしている。
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