- 2021/10/22 掲載
英が環境国債第2弾60億ポンド発行、投資家の関心高く応募好調
9月の初回発行(2033年7月償還債)でも、100億ポンドの発行額に対し1000億ポンドという記録的な応募があった。
今回は2053年7月償還でグリーン国債としては満期が最長となった。スナク財務相は「COP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)を控えたグリーン英国債への需要は、気候変動に共同で闘う投資家の強い意思と、民間投資家が果たす重要な役割を浮き彫りにした」と述べた。
英政府は今年度、2530億ポンドの国債発行を計画。環境債はごくわずかを占めるに過ぎない。
第1弾の2033年7月償還債の発行額は100億ポンドで、グリーン国債としては過去最大だった。
今回の2053年7月償還債の利回りは1.4133%。通常国債の指標銘柄である2052年7月償還債の利回りを1ベーシスポイント(bp)下回った。
国内投資家の落札比率は88%と、通常よりも少なく、海外勢の幅広い関心を集めていることが明らかになった。
欧州連合(EU)は今月、初の環境債を120億ユーロ(140億ドル)発行。応募額は1350億ユーロに上った。
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