• 2021/10/25 掲載

米エクソン、東南アジアにCO2回収拠点検討

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[シンガポール 25日 ロイター] - 米エクソンモービルの幹部は25日、アジアに二酸化炭素(CO2)の回収・貯留(CCS)の拠点を設けようとしており、複数の国と交渉を始めたと明らかにした。

同社の低炭素ソリューション部門責任者のジョー・ブロンマート氏はロイターに対して、主要プロジェクトの一つとして、米テキサス州ヒューストンに建設しているようなCCS拠点を東南アジアにも設けることを挙げた。

ブロンマート氏は「ヒューストンとは異なり、この地域では貯留能力が排出量の多い地域の近くにない。そのため、シンガポールのようなアジアの重工業地域にCO2回収拠点を設け、そこから他の地域のCO2貯留施設に接続するという案を検討している」と述べた。CO2の輸送にはパイプラインや船舶を利用することが可能だと指摘した。

CO2を貯留する候補地としては、エクソンが石油・ガスの生産施設を持つインドネシアやマレーシア、オーストラリアなどがある。また、同社は中国福建省で中国石油化工(シノペック)およびサウジアラムコと共同で石油精製・石油化学の複合施設を運営している。

ブロンマート氏は具体的な国には言及せずに「われわれは世界中のあらゆる選択肢を検討しており、その中にはこれらの場所も含まれる」と述べた。

同氏はまた、CCSの普及には透明性の高いカーボンプライシングと国境を超えた価格調整システムが必要だと指摘。「世界の多くの地域ではカーボンプライシングが導入されていないため、一部の事業者が価格付けしていない国にCO2を移すリスクがある」と述べた。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます