- 2021/10/25 掲載
訂正-英HSBC、第3四半期は74%増益 20億ドルの自社株買い
(5段落目の「不良債権7億ドルを処理した」を「貸倒引当金7億ドルを戻し入れた」に訂正します)
[シンガポール/ロンドン 25日 ロイター] - 英金融大手HSBCホールディングスが25日発表した第3・四半期決算は税引き前利益が前年同期比74%増加し、市場予想を上回った。新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)に伴う貸し倒れを巡る懸念が後退した。同社はまた、20億ドルの自社株買いを発表した。
ただ、インフレ圧力の高まりを理由に2022年のコスト見通しは従来の310億ドルから320億ドルに引き上げた。
クイン最高経営責任者(CEO)は決算報告で「われわれは外部のリスク環境について慎重な見通しを維持しているが、ここ数四半期の低迷期は過ぎ去ったと考えている」と述べた。
税引き前利益は54億ドルで、前年同期の31億ドルから増加。HSBCがまとめたアナリスト14人の予想平均(37億8000万ドル)を上回った。
同社はパンデミックに関連した貸倒引当金7億ドルを戻し入れた(訂正)。前年同期には8億ドルの引当金を計上していた。
経済状況が改善し、融資は予想以上に好調という。
一方、投資銀行部門の収益は減少。とりわけグローバル債券業務が低迷した。
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