• 2021/10/26 掲載

韓国現代自、第3四半期純利益は予想下回る 半導体不足が打撃

ロイター

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[ソウル 26日 ロイター] - 韓国の現代自動車が26日発表した第3・四半期決算は、純利益がアナリストの予想を若干下回った。世界的な半導体不足で生産停止に追い込まれたことが打撃となった

社は、半導体の供給が正常化するにはかなり時間がかかるとの見方を示した。

純利益は1兆3000億ウォン(11億ドル)。リフィニティブ・スマートエスティメートがまとめたアナリストの平均予想は1兆4000億ウォンだった。前年同期はエンジンの問題とリコールに関連した一時費用を計上したため3360億ウォンの赤字だった。

現代自は年内の販売について「半導体の供給が不安定という厳しい事業環境下で、前年比の伸びは鈍化する」と予想した。

世界的な半導体不足は、年内いっぱいか来年まで続くとみられ、正常化に長い時間を要すると見通した。

エクゼクティブバイスプレジデントのSeo Gang Hyun氏はアナリストとの電話会議で「半導体不足は第4・四半期も続く公算だが、供給は第3・四半期と比べて幾分改善している」と述べた。

現代は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)など不確実性によりうまく対応するため、今年の設備投資計画を10%以上削減し8兆ウォンにすると明らかにした。

今年の自動車部門の営業利益率目標は4.5─5.5%と、従来予想の4─5%から引き上げた。利益率の高いSUV(スポーツ多目的車)の販売が好調なためという。

ユージン投資証券のアナリストは「営業利益率目標が修正されたこと、半導体不足が緩和するとみていることから、第4・四半期の業績は今年最高となりそうだ」と述べた。

現代自のグローバル最高執行責任者(COO)のホセ・ムニョス氏は今月、半導体を自社で開発したいとの考えを示していた。

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