- 2021/10/28 掲載
米財貿易赤字、9月は9.2%増 在庫はまちまち
モノの貿易赤字が輸出の減少に伴って急増し、第3・四半期の経済成長で再び重しとなった可能性を示唆した。第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値は今月28日に発表される。
9月の卸売在庫は1.1%増え、小売在庫は0.2%減。世界的な半導体不足に伴う自動車の減産の影響で、自動車販売店の在庫が2.4%減ったのが響いた。
GDPの算出に用いられる、自動車を除く小売在庫は0.6%増えた。
ロイターのエコノミスト調査では、第3・四半期の経済成長率は年率2.7%増を予想。伸び率は第2・四半期の6.7%から減速する。
在庫は上半期に大幅減。エコノミストは、第3・四半期には在庫減少のペースが弱まり、GDPの予想成長率の大部分に寄与すると見込んでいる。
貿易は1年前からGDP成長の足かせとなっており、在庫は2四半期連続でGDPの押し下げ要因となっている。
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