- 2021/10/29 掲載
BNPパリバ、第3四半期決算は予想上回る 自社株買い開始へ
新型コロナウイルス流行に伴う貸倒引当金が減少したほか、株式トレーディングの収入が急増した。
純利益は前年同期比32.2%増の25億ユーロ(29億2000万ドル)。リフィニティブがまとめた市場予想の22億3000万ユーロを上回った。
収入は4.7%増の114億ユーロ。市場予想の112億2000万ユーロを上回った。貸倒引当金を反映するコスト・オブ・リスクは43.3%減少した。
同行は、11月1日に9億ユーロの自社株買いを開始すると発表した。
法人・投資銀行部門では、株式トレーディングが急増し、収入が79.3%増加した。ただ、債券・為替・商品トレーディングは28%の減収。第2・四半期は43%の減収だった。
同行は「顧客の取引は金利・外為市場で減っているが、コモディティー市場は依然として高水準だ」と表明した。
資産運用、ウエルスマネジメント、国際リテール金融、保険を含む国際金融サービス部門は、3%の減収。保険事業の寄与度が低下した。
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