- 2021/11/01 掲載
日経平均は大幅続伸、衆院選の結果受けほぼ全面高商状
衆院選では自民党が単独過半数(233議席)を大幅に上回る261議席を獲得し、国会を安定的に運営するための「絶対安定多数」を確保した。この結果について市場では「株式市場にとってベストのシナリオと言えそうだ」(大和証券・チーフテクニカルアナリストの木野内栄治氏)との声が聞かれ、朝方からほぼ全面高となった。
また、自民党議席の過半数割れを予想した層もそれなりにいたとみられ「きょうの日本株の大幅上昇は、波乱を想定した売り方の買い戻しが一定あるのではないか」(第一生命経済研究所・主任エコノミストの藤代宏一氏)との声も聞かれる。
一方、今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えており「イベントを控えるほか、週半ばに祝日もあることから、徐々に模様眺めになるのではないか」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)といった指摘もあった。
TOPIXは2.18%高。東証1部の売買代金は、3兆2825億0800万円と膨らんでいる。東証33業種では、精密機器、機械、電気機器などが上昇し、証券業のみ値下がりした。個別では、ソニーグループが年初来高値を更新するなど主力銘柄が総じてしっかり。半面、野村ホールディングスが軟調に推移した。
東証1部の騰落数は、値上がり1901銘柄に対し、値下がりが243銘柄、変わらずが40銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 29647.08 +754.39 29330.68 29267.63
─29666.83
TOPIX 2044.72 +43.54 2027.27 2022.50
─2044.81
東証出来高(万株) 128590 東証売買代金(億円) 32825.08
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