- 2021/11/26 掲載
豪銀行監督当局、気候変動リスク管理巡る最終指針を公表
APRAは指針について、金融安定理事会(FSB)の気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)による提言に沿っているが、新たな規制要件を課すものではないとしている。
バイヤース長官は「APRAの規制対象となっている機関のほとんどは、新法や資産価値の調整など、気候変動がもたらす潜在的な課題を認識しているが、どのように対応すべきかについては必ずしも十分に理解していない」と指摘。指針について「規制上の見通しをより明確にし、業界の優れた実践例を示してほしいという要望に直接応えるものだ」と述べた。
APRAは、金融機関の気候変動に伴う財務リスク管理、新たな指針およびTCFD提言の間の整合性を把握するため、気候変動財務リスクに関する調査を実施する見通しだ。
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