- 2021/12/02 掲載
連合、ベア2%程度要求=賃上げ維持目指す―22年春闘方針
連合は2日、千葉県浦安市で中央委員会を開き、2022年春闘の闘争方針を正式決定した。賃上げ要求では、基本給を底上げするベースアップ(ベア)を7年連続で「2%程度」に設定。賃上げの流れを維持したい考えだ。
定期昇給相当分を含めた総額は前年と同じ「4%程度」とする。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、企業業績の回復は業種や企業間でばらつきが出ているが、ベア要求を通じて賃金の底上げを目指す。
連合は方針で、経済を自律的な回復軌道に乗せるため、全組合が賃上げに取り組む必要性を示した。芳野友子会長はあいさつの中で「引き続きコロナ禍での闘争となるが、昨年とはかなり状況が異なる」と強調。その上で、「もう一度ここで労働組合が要求し、賃上げを獲得し、それを社会全体に波及させていくことの重要性を互いに確認したい」と述べた。
【時事通信社】
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