- 2021/12/08 掲載
午前の日経平均は続伸、好地合い継続 上値追いには慎重
7日の米国株式市場は続伸。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」を巡る懸念が後退し、ハイテク株への買いがナスダック総合を押し上げた。
これを受け、日本株も前日の好地合いを引き続く形で上昇。米株市場でフィラデルフィア半導体指数は一時5%超の上げとなるなど大幅高となったことで、半導体関連株が上値追いの展開となったほか、幅広く物色された。
ただ、上値に対しては慎重で「200日移動平均線が位置している2万8900円前後の水準では戻り売りが出やすい。朝方の買いが一巡した後に動きが鈍ったのも、それが影響している可能性がある」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声が聞かれた。
TOPIXは0.63%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆5521億1500万円だった。東証33業種では、精密機器、その他製品、鉱業などが上昇した一方、海運業、不動産業、倉庫・運輸関連業などの値下がりが目立つ。
個別では、東京エレクトロン、任天堂、ソニーグループなどがしっかりだが、三井不動産などの不動産株や、商船三井などの海運株が軟調に推移した。
東証1部の騰落数は、値上がりが1199銘柄、値下がりが844銘柄、変わらずが139銘柄だった。
PR
PR
PR