- 2021/12/09 掲載
米上院銀行委、パウエル・ブレイナード両氏指名公聴会を1月開催
バイデン大統領は先月、パウエル議長を続投させる方針を決定。近く空席となる副議長のポストにブレイナード理事を指名した。
指名に関しては上院本会議で審議される前に銀行委での承認が必要になる。パウエル氏の現在の任期は2月上旬まで。
公聴会の開催時期についてはブルームバーグが7日に報じ、ブラウン委員長の報道官が同日、電子メールで確認した。
公聴会は、FRBが新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けて導入した大規模な緩和措置から徐々に引き締めスタンスに移行する中、金融政策の重要局面に行われる可能性がある。
パウエル、ブレイナード両氏はそれぞれ2012年と2014年に初めて現職への指名手続きが行われた際、全会一致での承認を得られなかった。今回も同様の状況が見込まれる。
これまでのところ、パウエル氏の再任に反対を表明しているのは、銀行委に所属する民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員と、共和党のトム・コットン上院議員の2人のみ。
指名承認には銀行委、本会議ともに単純過半数の支持が必要になる。
ホワイトハウスは7日、空席となっているFRBポストの人事についてバイデン氏が今月末までに発表する計画だと明らかにした。
PR
PR
PR