- 2022/01/19 掲載
米国株式市場=大幅安、国債利回り上昇やゴールドマン決算が重し
ナスダック総合は主要株価指数の中で最大の下げ幅となり、昨年11月19日に付けた終値での最高値から約9.7%下落。昨年初め以来の調整局面入りとなる10%下落に迫った。また、チャート上の主要な支持水準である200日移動平均線も2020年4月以降初めて終値で割り込んだ。
ゴールドマンは第4・四半期の利益が市場予想を下回ったことを嫌気して7%急落。今年に入って比較的好調に推移していた金融株も2.3%下落した。
ホライゾン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者(CEO)は「(きょうの下落は)さえない四半期決算を受けて金融株がやや崩れたことが最大の要因だろう」と話した。
米連邦準備理事会(FRB)がインフレ対応により積極的になるとの見方から、債券市場では米10年債利回りが2年ぶり高水準に上昇し、2年債利回りは1%を上回った。
年初来の国債利回り急上昇は特にハイテクなどグロース(成長)株の重しとなっている。
エドワード・ジョーンズのシニア投資ストラテジスト、モナ・マハジャン氏は「国債利回りの急上昇は特にグロース株や割高株、より投機的な資産クラスに消化不良を起こす」と述べた。
業種別ではS&P500の主要11セクターのうち10セクターが下落。情報技術の下げが最大となった一方、エネルギーは0.4%上昇した。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 35368.47 -543.34 -1.51 35661.76 35661.76 35262.02
前営業日終値 35911.81
ナスダック総合 14506.90 -386.86 -2.60 14681.83 14740.54 14482.94
前営業日終値 14893.75
S&P総合500種 4577.11 -85.74 -1.84 4632.24 4632.24 4568.70
前営業日終値 4662.85
ダウ輸送株20種 15657.47 -247.49 -1.56
ダウ公共株15種 942.76 -10.31 -1.08
フィラデルフィア半導体 3727.24 -173.37 -4.44
VIX指数 22.79 +3.60 +18.76
S&P一般消費財 1516.22 -29.68 -1.92
S&P素材 550.49 -7.37 -1.32
S&P工業 884.54 -10.64 -1.19
S&P主要消費財 792.25 -12.02 -1.49
S&P金融 663.53 -15.59 -2.30
S&P不動産 300.44 -2.15 -0.71
S&Pエネルギー 493.97 +1.99 +0.40
S&Pヘルスケア 1541.38 -21.69 -1.39
S&P通信サービス 256.45 -5.21 -1.99
S&P情報技術 2837.84 -72.33 -2.49
S&P公益事業 348.59 -4.24 -1.20
NYSE出来高 11.10億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 28035 - 215 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 28005 - 245 大阪比
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