- 2022/01/20 掲載
米シティ、エネルギー部門の融資先に異例の脱炭素目標
シティは報告書で、エネルギー部門の融資ポートフォリオの温室効果ガス排出総量を2030年までに20年比で29%減らす目標を掲げた。他の金融機関が採用している原単位の目標については、環境活動家の間で効果に批判的な見方もある。
ただ、シティは電力部門の融資先については、原単位で63%の排出量削減を目指すとした。
これについて同行の担当者は、総量ベースで世界の温室効果ガス排出を近い将来に減らす必要があるが、電力部門については、「世界経済は多くの側面で電動化が必要になるため、発電量を増やしながら脱炭素化する必要が生じる」と説明した。
シティは他の金融機関と同様、投融資ポートフォリオ全体で排出される温室効果ガスを2050年までに実質ゼロにする目標を掲げており、今回の報告書で詳細を示した。
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