- 2022/01/21 掲載
漁船転覆、アジ大量死=トンガ沖噴火、10県で被害―水産庁
水産庁は21日、トンガ諸島沖の海底火山噴火に伴い日本沿岸で起きた津波による漁業被害(20日午後2時時点)が、宮城や宮崎を含む10県で発生したと発表した。漁船転覆やアジの大量死などで、被害額を調査している。
漁船では転覆や損傷などが確認され、宮城や徳島、高知を含む5県から計37隻の被害報告があった。宮崎でマグロの餌用アジ7万匹が死んだほか、沖縄ではモズク計約20トンが流されるなどして出荷できなくなった。
養殖施設の被害は宮城や岩手、三重など6県で確認された。宮城のワカメ、岩手のホタテなどの施設の被害件数はまだ判明していない。
【時事通信社】 〔写真説明〕漁船が沈没や転覆するなどの被害が出た高知県室戸市の佐喜浜港=16日(第5管区海上保安本部提供)
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