- 2022/01/24 掲載
インフレ見通し不透明とオーストリア中銀総裁、高止まる可能性も
23日付のオーストリア日刊紙プレッセのインタビューで述べた。
昨年12月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)は前年比5.0%上昇と過去最大の伸びを記録したが、ECBは今年第4・四半期までには2%を下回ると予想している。ラガルド総裁も21日の世界経済フォーラムの討論会で同様の見方を示した。
ホルツマン氏は、インフレ率がいずれ鈍化するとの予想はまだ排除できないが、逆に高止まりする可能性もあると指摘。「インフレ率は山型なのか、それとも高原のような形状になりつつあるのか。われわれのモデルではうまく再現できないため不透明感が強い」とコメントした。
「物価と賃金の連鎖的上昇が起こる危険はある」ものの、その兆候は今のところは見られないと主張。ただし、今年の賃金交渉次第だとし「労使がこの面で理性的かつ思慮深く行動すると信じている」とした。
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