- 2022/01/24 掲載
日経平均は小反発、値ごろ感で買い戻し FOMC警戒続く
日経平均は続落スタート後、一時300円超安に下げを広げた。ただ、売り一巡後は米株先物やドル/円の堅調な動きが投資家心理を支えたほか、前週の下落を受けた値ごろ感から押し目買いが入って、下げ幅を徐々に縮小した。後場にはプラスに転換した。
市場では「昨年からのレンジ下限の2万7000円付近は、下値めどと意識されて押し目買いが入りやすい」(三木証券の北澤淳商品部投資情報グループ次長)との見方が聞かれた。一方、25―26日にFOMCを控えており「積極的には動きにくい局面でもある」(北澤氏)との声も根強かった。
TOPIXは0.14%高の1929.87ポイントで取引を終了。東証1部の売買代金は2兆6447億6000万円だった。東証33業種では、鉱業、海運業、銀行業などの21業種が値上がりし、証券業、精密機器、その他製品などの12業種が値下がりした。
個別では、川崎汽船など海運株のほか、地銀株の上昇も目立った。東京エレクトロンなど半導体関連もしっかりだった。一方、ソフトバンクグループが安かったほか、エイチ・アイ・エスやANAホールディングスが軟調。トヨタ自動車やソニーグループもさえなかった。
東証1部の騰落数は、値上がり1527銘柄(69%)に対し、値下がりが582銘柄(26%)、変わらずが75銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 27588.37 +66.11 27258.45 27,203.33─27,627.60
TOPIX 1929.87 +2.69 1911.24 1,903.75─1,933.43
東証出来高(万株) 108096 東証売買代金(億円) 26447.60
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