• 2022/01/26 掲載

NY外為市場=ユーロ1カ月ぶり安値、ウクライナ巡る緊張高まる

ロイター

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[ニューヨーク/ロンドン 25日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ウクライナを巡るロシアと西側諸国との間の緊張が高まる中、ユーロが1カ月ぶり安値を付けた。

北大西洋条約機構(NATO)は24日、欧州東部に艦艇や戦闘機を増派し、南東部にも追加部隊を派遣する姿勢を表明。米国は同日、必要に応じて極めて短時間で欧州に派遣できるよう、兵士約8500人を派兵待機とした。

この日は、バイデン米大統領がロシアがウクライナに侵攻した場合、プーチン大統領に直接制裁を課すことを検討すると言明。ただホワイトハウスは、バイデン大統領は単独でウクライナに派兵する意向は持っていないと表明した。

クレディ・スイスの外為戦略部門ディレクター、アルビセ・マリノ氏は、ウクライナを巡る緊張の高まりでユーロが影響を受けているとしながらも、ドルの上昇の背景には米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締め観測があると指摘。「市場が織り込む2022年の米利上げ回数は当初は1回だったが、現在は4回だ。これが過去3カ月間にわたるドル高の背景にある」とし、「株式市場が全般的に軟調になっていることなどで、こうした動きがこのところやや加速している」と述べた。

主要6通貨に対するドル指数は上げ幅をやや縮小し、終盤の取引で0.097%高。

ユーロは0.23%安の1.1297ドル。円は対ドルで0.01%高の113.92円。スイスフランは対ユーロで0.29%安の1.0379フラン。

FRBは25日から2日間の日程で開いている連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げによる金融引き締めのほか、保有資産の売却による量的引き締め(QT)に関する計画を固める可能性がある。

FRBの政策に関する見方は分かれており、ドイツ銀行はFRBは年内に6回、もしくは7回の利上げを実施する可能性があると予想。一方、INGは金融政策正常化に資産売却が大きな役割を果たす場合、利上げ回数は少なくて済むとの見方を示している。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.78%高の3万7010ドル。イーサは0.47%高の2454.91ドル。

ドル/円 NY午後4時 113.90/113.91

始値 114.00

高値 114.06

安値 113.79

ユーロ/ドル NY午後4時 1.1303/1.1307

始値 1.1271

高値 1.1306

安値 1.1264

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