- 2022/01/27 掲載
FRB、3月利上げの可能性示唆 インフレ対応へ転換
FRBは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)下での緩和政策からより緊急的なインフレ対応へと舵を切ることになる。
声明で「2%をはるかに上回るインフレ率や堅調な労働市場を踏まえ、FRBはFF金利の誘導目標レンジを引き上げることが間もなく適切になると予想している」とした。
また、満期を迎える債券の償還で得た資金の毎月の再投資額を制限することによって保有資産の規模を「大幅に縮小」することについてFOMCメンバーが合意したと表明。こうした措置は利上げ後に着手されるとしたが、具体的な日程はまだ決まっていない。
新型コロナウイルスのオミクロン変異株の出現により1日当たりの新規感染者数が過去最高水準に達しているにもかかわらず、FRBは最近の雇用の伸びは「堅調」とし、世界のサプライチェーン(供給網)の改善に伴いインフレ率の低下が引き続き想定されるとした。
さらに「パンデミックと経済再開に関連した需給の不均衡が、引き続きインフレ高進に寄与している」とした。
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