【ニューヨーク時事】２６日のニューヨーク債券市場では、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）による積極的な金融引き締めへの警戒感が根強い中、債券売りが優勢となり、長期金利は大幅上昇した。長期金利の指標である１０年物米国債利回りは前日比０．１０ポイント上昇の１．８７％となった。

パウエルＦＲＢ議長はこの日の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）後の記者会見で、３月の次回会合での利上げを示唆。総資産縮小についても、「利上げプロセス着手後、開始する」と表明した。

これを受け、１０年債利回りは急上昇し、取引終盤に１．８７％台に乗った。政策金利に連動しやすい２年債利回りは一時１．１６％と２０２０年２月以来、約２年ぶりの高水準となった。

【時事通信社】