- 2022/01/31 掲載
前場の日経平均は続伸、米株高が支援 値がさ株に買い戻し
日経平均は、小安く寄り付いた後、短時間でプラス圏に切り返し、次第に水準を切り上げた。ソフトバンクグループや東京エレクトロン、リクルートホールディングスといった値がさ株の一角が買い戻されて指数をけん引。3銘柄で日経平均を約135円押し上げた。
市場では「米国の金融引き締めへの警戒感から売られてきた高PER(株価収益率)銘柄のうち、成長性が見込める企業群の割高感が和らぎ、買い戻された」(野村証券の澤田麻希ストラテジスト)との見方が聞かれた。前週に売り圧力が強かった半導体関連は、総じて堅調だった。
一方、米金融引き締めへの警戒感は引き続きくすぶっている。日経平均は前引けの直前に2万6995円65銭まで上昇する場面があったが、心理的節目2万7000円付近では戻り売り圧力の高まりが警戒されており、節目の手間でいったん足踏みとなった。
個別では、決算を手掛かりとする物色が目立った。好決算を発表したアルプスアルパインや、SGホールディングスが堅調、SCREENホールディングスやZOZO、オリエンタルランドもしっかり。一方、オムロンはさえなかった。
TOPIXは0.87%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆4010億4800万円だった。東証33業種では、精密機器、サービス業、鉱業など23業種が上昇し、保険業、電気・ガス業、銀行業など10業種が値下がりした。
東証1部の騰落数は、値上がりが1581銘柄(72%)、値下がりが519銘柄(23%)、変わらずが82銘柄(3%)だった。
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