- 2022/01/31 掲載
トヨタ労組、賃上げ昨年同水準=一時金6.9カ月―22年春闘要求案
トヨタ自動車労働組合は31日、執行部がまとめた2022年春闘の要求案を組合員に提示した。昨年までは全組合員平均で要求額を提示していたが、方式を見直し12種類の職種や職位別に細分化。一般組合員の平均賃金の引き上げ要求額は、1人当たり月1600~4900円で、前年と条件をそろえると同等の水準だという。年間一時金は、前年要求を上回る6.9カ月分を求める。
2月9日に正式決定し、同月16日に要求書を経営側に提出する。
要求案は、例えば総合職に当たる「事技職」の主任職は4900円、一般職に当たる「業務職」の3級は1600円とした。賃上げ要求には定期昇給を含むが、昨年同様に基本給を底上げするベースアップ(ベア)相当分を含むかは非公表とした。
賃上げの要求方式を細分化した狙いについて、西野勝義執行委員長はオンライン記者会見で「一人ひとりの賃上げ要求額がいくらか分かりやすくなる」と説明した。
【時事通信社】 〔写真説明〕オンラインで記者会見するトヨタ自動車労働組合の西野勝義執行委員長=31日午後
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