- 2025/05/15 掲載
英GDP、3月は予想上回る+0.2% サービス・製造が好調
(見出しの「前年比+0.7%」を「第1四半期+0.7%」に修正しました)
[ロンドン 15日 ロイター] -
英国立統計局(ONS)が15日発表した3月の国内総生産(GDP)は前月比0.2%増加し、ロイターがまとめたエコノミスト予想の横ばいを上回った。
第1・四半期GDPは前期比0.7%増加し、こちらも予想の0.6%を上回った。
ONSによると、伸びは主にサービス部門がけん引したが、製造業も一時の低迷期を経て大幅に増加した。企業投資は力強く拡大した。
リーブス財務相は「きょうの成長率の数字は英経済の強さと潜在力を示している」と評価し、第1・四半期については米国、カナダ、フランス、イタリア、ドイツよりも高い成長を記録したと述べた。
スターマー政権は歳出拡大などで低迷する英国経済を活性化させようとしているが、イングランド銀行(中央銀行)は先週、第1・四半期の成長は一時的で、今年の成長率は1%で、2027年は1.5%とわずかに加速するとの見通しを示した。
トランプ米大統領の関税措置が世界経済を減速させるとみられるほか、英企業は保険料の負担率引き上げによる実質増税や最低賃金引き上げを受け、雇用と投資計画を遅らせている。
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