• 2022/02/02 掲載

3メガ銀、4―12月期純利益55.7%増 先行き不透明で通期予想維持

ロイター

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[東京 2日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループなど大手銀行3グループは2日、2021年4―12月期の連結決算を発表した。与信関係費用の改善などを背景に、3グループ累計の連結純利益は前年同期比55.7%増の2兆1738億円となった。一方、新型コロナウイルスの感染状況や市場環境が不透明なことから、各グループともに通期予想は据え置いた。

三菱UFJFGの4―12月期連結純利益は、同76.3%増の1兆0703億円だった。持分法適用会社のモルガン・スタンレーの増益による投資益や貸倒引当金の戻入れが寄与し、通期予想(1兆0500億円)に到達した。

三井住友フィナンシャルグループは、44%増の6247億円で、通期予想(6700億円)に対する進捗率は90%を超えた。国内外の企業活動の回復・活発化に伴い、ホールセールやグローバル部門を中心に増益となった。

みずほフィナンシャルグループは、35.0%増の4786億円。与信関係費用が増加した一方、退職給付信託返還益や税効果による特殊要因などで、年間予想(5300億円)に対する進捗率は90%となった。

格付け会社ムーディーズ・ジャパンのVPシニア・クレジット・オフィサー山本哲也氏はロイターに対し、大手銀3グループの第3四半期連結決算について「信用評価上ポジティブ」とコメント。「その他のグローバル銀行と同様に、景気回復を背景とする与信関連費用の減少と銀行のコスト削減に支えられ、今後12-18カ月の期間において3メガバンクの収益性は向上する」との見方を示した。

一方、3グループは今後の見通しについて慎重な姿勢を示した。三菱UFJFGは、足元の半導体不足やオミクロン株の経済影響を踏まえ、年間予想を据え置いたと説明。フォワードルッキングな引き当ても含めて、検討していくとしている。

みずほFGも「先行き不透明感が色濃く出ており、現時点で業績予想を変えるに至らなかった」(広報担当)とした。

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