- 2025/05/16 掲載
米ウォルマート、関税対応で商品値上げへ 5─7月期の利益見通し非公表
全体の売上高は2.5%増の1656億ドルと、予想にわずかに届かなかった。調整後1株当たり利益は0.61ドル。アナリスト平均予想は0.58ドルだった。
ジョン・レイニー最高財務責任者(CFO)は、トランプ米政権の関税措置が見通せないため短期的な予想が困難なことから、第2・四半期(25年5─7月期)の営業利益と1株当たり利益の予想を公表しないと述べた。
連結売上高は、3.5─4.5%増を見込む。米国事業に関しては、5月末あるいは6月からは確実に消費者が価格上昇を実感することになるとの見方を示した。
26年1月期については、売上高が前年比3─4%増、調整後1株当たり利益が2.50─2.60ドルとする見通しを据え置いた。レイニー氏は「長期的な視点で臨むことで、通期見通しは達成できるだろう」と述べた。
米政権の関税措置を巡る不確実性を背景に、ダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO)は声明で「可能な限り低価格とするよう最善を尽くすものの、関税の規模を踏まえ、小売りマージンが少ないことから全ての圧力を吸収することはできない」と述べた。
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