- 2022/02/03 掲載
インフレ高進、成長を阻害 域内財務相は懸念=ユーログループ議長
欧州連合(EU)統計局が2日発表した1月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は、前年比上昇率が5.1%となり、過去最大だった12月(5%)を上回った。4.4%に鈍化すると見込まれていたが、予想外の記録更新となった。
ドナフー議長は欧州議会の経済委員会に対し、欧州中央銀行(ECB)が物価上昇抑制に向け可能な限りの措置を講じると確信しているとしつつも、供給制約の問題を解消することはできないと語った。
景気回復に弾みが付いていることを踏まえ、ユーロ圏政府による2023年の財政支援は現時点よりも縮小する見通しとした。
また、ユーロ圏全体の財政スタンスを決定する際、「クリフエフェクト(崖効果)」を回避することが必要で、各国固有の状況が考慮されるという認識を示した。
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