• 2022/02/08 掲載

経常収支が1年半ぶり赤字転落、原油高で貿易悪化 暦年でも黒字縮減

ロイター

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[東京 8日 ロイター] - 財務省が8日発表した国際収支状況速報によると、2021年12月の経常収支は3708億円の赤字だった。世界的な原油高で貿易収支が悪化し、20年6月以来1年半ぶりの赤字となった。暦年では15兆4359億円の黒字を確保したが、黒字幅は前年割れとなった。

単月収支のうち、貿易・サービス収支は6400億円の赤字だった。貿易収支が前年同月対比で赤字に転じたほか、旅行収支などのサービス収支が赤字幅を広げた。

一方、第1次所得収支は3988億円の黒字だったが黒字幅を縮小した。第2次所得収支は1295億円の赤字で、赤字幅が拡大した。ロイターが公表前に実施した予測中央値は735億円程度の黒字で、12月単月の収支額は予想を大幅に下回った。

財務省によると、第1次所得収支に反映される海外子会社の配当金を巡って、内部留保した金額を減額する遡及改定を昨年11月に実施したため、20年6月の経常収支を143億円の赤字に見直した。遡及改定前は黒字としていた。

比較可能な1996年以降で経常収支が単月で赤字となったのは11回で、2021年12月の赤字幅は、14年6月(1934億円の赤字)を上回り、14年1月(1兆4561億円の赤字)以来の大きさとなった。

2021年暦年では経常黒字額が前年対比で4431億円縮小した。貿易・サービス収支のうち、貿易収支が黒字幅を縮小したことが主因。新型コロナの影響が長引き、サービス収支も赤字幅を広げた。

*財務省の発表資料は以下のURLでご覧になれます。

http://www.mof.go.jp/international_policy/reference/balance_of_payments/release_date.htm

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