- 2022/02/08 掲載
ソフトバンクG、英アーム売却断念=22年度上場へ方針転換
ソフトバンクグループ(SBG)は8日、傘下の英半導体設計大手アームについて、米半導体大手エヌビディアに売却する契約を解消することで同社と合意したと発表した。競争上の懸念から欧米規制当局の承認を得られる見通しが立たず、売却を断念した。SBGは、アームの株式を2022年度中に上場させる方針に切り替える。
SBGは20年にアームを最大400億ドル(当時のレートで約4兆2000億円)でエヌビディアに売却すると発表した。しかし、英国や欧州の競争当局が調査に乗り出したほか、米連邦取引委員会(FTC)が売却阻止へ提訴に踏み切り、実現が困難になった。
契約解消に伴いSBGは12億5000万ドル(1438億円)をエヌビディアから受け取る。SBGの孫正義会長兼社長が8日夕の決算発表会見で説明する。
【時事通信社】
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