- 2022/02/09 掲載
豪EV充電器メーカーが米工場建設へ、大統領「米製造業の復活」
[ワシントン 8日 ロイター] - バイデン米大統領は8日、電気自動車(EV)充電器メーカーの豪トリチウムがテネシー州に製造施設を建設すると発表し、連邦政府車両をEVに切り替えるコミットメントを再表明した。
バイデン大統領とトリチウムによると、テネシー州の施設では年間最大3万台のEV充電器を製造し、500人の雇用が創出される見通し。州当局によると、生産開始は2022年第3・四半期の予定。
バイデン大統領は「米製造業の復活」と言明し、トリチウムの充電器には米国製の部品や鉄が使用されると強調した。さらに、連邦政府が使う60万台の車両について「いずれEVになる」と述べた。
「恩恵は広範かつあらゆる方面に及び、雇用は倍増する」と強調し、テネシー州の製造施設が国内の製鉄所や小型部品メーカー、建設事業の成長につながると説明した。
バイデン大統領は今週、EV充電器向けに50億ドルを各州に配分すると発表している。
バイデン大統領は米国の製造業再建を経済政策の柱としており、官民のEV分野への投資を推進している。昨年可決された超党派のインフラ法案には全米のEV充電ネットワークのための資金が盛り込まれている。
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