- 2022/02/09 掲載
持続的賃金上昇へ緩和継続=中村日銀審議委員
日銀の中村豊明審議委員は9日、日銀本店で記者会見し、世界的にインフレ圧力が強まる中、日本の物価上昇が鈍いことについて「賃金が持続的に上がるようになれば欧米と似た形になる。そこ(賃金上昇)がないと物価が上がらない」と語った。その上で、日本は金融政策の修正に必要な条件は整っておらず「賃金が持続的に上がる状況になるまで粘り強く金融緩和を続ける」と強調した。
一方、最近の為替レートの動きに関しては、2020年から現在まで1ドル=103~115円程度の「かなり安定したレベルで推移している」と指摘。こうした範囲の動きであれば「日本にとってトータルで見ればプラス」との認識を示した。
【時事通信社】
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