• 2022/02/10 掲載

クレディ・スイス、第4四半期は22億ドルの赤字 通期も赤字転落

ロイター

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[チューリヒ 10日 ロイター] - スイスの金融大手クレディ・スイスが10日発表した第4・四半期決算は純損益が20億スイスフラン(22億ドル)の赤字となった。

投資銀行部門の訴訟引当金が響いたほか、トレーディング部門とウエルスマネジメント部門の業績が低迷した。

通期決算は、純損益(株主帰属分)が15億7200万フランの赤字に転落。前年は27億フランの黒字だった。

昨年は米アルケゴス・キャピタル・マネジメント関連で多額の損失を計上し、英金融サービス会社グリーンシル・キャピタルの破綻でも大きな痛手を被った。

トーマス・ゴットシュタイン最高経営責任者(CEO)は2000年の米投資銀行ドナルドソン・ラフキン&ジェンレット(DLJ)の買収に関するのれん代の減損も指摘した。

「2021年は非常に厳しい年だった」と表明。「同年最後の3四半期は全ての部門でリスク選好を抑制し、全体のリスク・管理の土台を強化する抜本的な取り組みを進めたほか、是正措置を継続した」と述べた。

第4・四半期の投資銀行部門は税引き前損益が21億フランの赤字となった。DLJののれん代減損費用17億ドルを計上した。

債券セールス&トレーディング部門は収入が前年同期比38%減、株式セールス&トレーディング部門は26%減少した。プライムブローカレッジ業務の大部分を閉鎖したことが響いた。資本市場部門は48%減、助言サービス部門は51%増だった。

中核の国際ウエルスマネジメント部門は26%の減収。アジア太平洋地域で資産が32億ドルの純流出となった。同社の「リスク回避措置」と富裕層顧客の債務縮小が影響したという。

全体の運用資産は7%増の1兆6000億フラン。資産運用ビジネスへの資金流入が回復した。

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