- 2022/02/11 掲載
GMやステランティス生産削減、加トラック運転手デモで部品不足
ストランティスは多くの米・カナダの工場で操業時間を短縮、GMはスポーツ多目的車(SUV)を生産するミシガン州の工場などでシフトを停止した。
トヨタ自動車も9日、 カナダ・オンタリオ州にある自動車工場について、抗議デモなどに起因する供給問題を理由に週内の生産は見込めないと発表した。米フォード・モーターの生産にも影響が出ている。
「フリーダム・コンボイ」と呼ばれるカナダでのトラック運転手らによる抗議デモは14日目に突入。北米の越境地点で最も交通量が多い米デトロイトと加オンタリオ州ウィンザーを結ぶアンバサダー橋の一部通行遮断が続いているほか、CBCニュースによると、カナダ・マニトバ州と米国を結ぶ主要橋の通行も遮断されているという。
米・カナダ間で取引される年間総額6500億カナダドル(5110億米ドル)相当の商品の3分の2超が陸路で輸送されている。
また、カナダのデモはフランスやオーストラリア、ニュージーランドにも飛び火している。ニュージーランドの警察当局は10日、新型コロナウイルスのワクチン接種義務化や厳格な感染対策に抗議して国会議事堂の外に3日間居座っている人々の強制排除に乗り出し、120人を逮捕した。
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