- 2022/02/11 掲載
コスト高が利益圧迫、コカ・コーラとペプシコが年内見通しで警告
ペプシコのヒュー・ジョンストン最高財務責任者(CFO)はロイターに対し、想定以上にコストが上昇した場合、年内に追加値上げする可能性があるほか、品不足になりかねないと指摘。「当社は基本的に商品が棚に並ぶまでのサプライチェーン(供給網)を管理しており、比較的有利な立場にあるが、困難がないとは言い切れない」とした。
また、コカ・コーラのジェームズ・クインシー最高経営責任者(CEO)はアナリスト向けの電話会議で「今年はパーフェクトになる可能性は低いが、利用可能なもの全てを最適化するために最大限努める」と語った。
コカ・コーラの第4・四半期決算の調整後営業利益率は前年同期の27.3%から22.1%に低下。ペプシコの調整後営業利益率も1.83%ポイント低下した。
ペプシコの2022年度のコア1株利益予想は6.67ドルとアナリスト予想の6.73ドルを下回った。
コカ・コーラの通期の調整後1株利益は21年の2.32ドルから5─6%増加する見通し。アナリスト予想は6%増だった。
ペプシコの第4・四半期の純売上高は12.4%増の252億5000万ドル。コカ・コーラの調整後売上高は10.1%増の94億7000万ドルだった。
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