- 2022/02/11 掲載
FRBは量的緩和を今すぐやめるべき=ブラックロックCIO
1月のCPIは大幅に上昇し、前年同月比の伸びは過去40年間で最大となった。これにより、FRBが景気沈静化に向け、て、これまでの予測よりも積極的な利上げに踏み込むとの観測が市場に広がった。
FRBは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)中に経済を下支えするために債券を購入した結果、9兆ドル近くまで膨らんだバランスシートを縮小させる計画を立てている。
リーダー氏は、「FRBはいまだ、3月半ばまで金融緩和でシステムに資本を注入する計画を維持している」と指摘。「FRBは今日の高インフレに応じて対策を講じる必要があり、量的緩和を今すぐに終えるべきだ」との見解を示した。
FRBのパンデミック(世界的大流行)に対する対応は「英雄的だった」ものの、今は中立的政策スタンスに迅速に転換すべきであり、同時に行き過ぎた金融縮小も回避しなければならないとした。
リーダー氏は「政策を迅速に調整する必要があるものの、FRBの動きは長期的に影響力が大きく、市場と経済に重大なリスクをもたらしうることから、必ずしも全体の額は多すぎない方がいいと考える」と記述した。
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