- 2022/02/15 掲載
BHP、7─12月決算は利益が予想上回る 中間配当は過去最高
あわせて発表した中間配当は1株1.50ドルで過去最高。前年同期は同1.01ドルだった。
BHPは上半期、130億ドル規模の石油事業の売却や上場先を豪州に一本化する手続きなどのほか、新型コロナウイルス禍で事業が受けた打撃への対応に追われた。
鉄鉱石価格は昨年に付けた最高値圏の半値まで下落している。中国での温暖化ガス排出削減の取り組みと建設活動の鈍化で需要が減少したことが背景にある。
BHPは、短期的には事業環境の変化は続く見込みだとし、中国に吹く逆風は22年中に徐々に弱まるとの見方を示した。
上半期の中核利益(継続事業ベース)は97億2000万ドルと、前年同期の62億ドルから57%近く増加。調査会社Vumaがまとめた市場予想の89億6000万ドルも上回った。
だが、利益の伸びは、鉄鉱石価格が急騰していた21年1─6月の185%からは鈍化した。
BHPは新型コロナ感染対策に伴う人手不足で人件費がかさんでいると説明。サプライチェーン問題は22年も続くとの見方を示した。
同社はまた、純債務を50億─150億ドルに削減することを目指すと発表。従来目標の120億─170億ドルよりも低く設定した。
昨年12月31日時点の純債務は61億ドル。
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