- 2022/02/15 掲載
侵攻回避期待で安堵感=ロシア軍撤収報道で―金融市場
【ロンドン時事】15日の国際金融市場では、緊迫するウクライナ情勢をめぐり、ロシア軍の一部が撤収を始めたと伝えられたことで、軍事侵攻が回避されるとの期待感が広がった。欧米による対ロ制裁を懸念して大幅上昇していた原油価格は下落。前日に急落した欧州の株価は反発した。
原油相場の代表的指標となる米国産標準油種WTIは前日に急伸し、約7年5カ月ぶりに1バレル=95ドル台に乗せて引けた。ただ15日は、ロシアの石油輸出に対する経済制裁の警戒感が後退し、時間外取引で一時92ドル台に下落した。
外国為替相場では、投資家のリスク回避姿勢が和らいだことで、ロシア通貨ルーブルが対ドルで買われた。半面、安全資産とされる円は売りが優勢となった。
【時事通信社】
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