- 2022/02/17 掲載
利上げ、ペース加速も視野=高インフレの持続警戒―米FRB
【ワシントン時事】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は16日、1月25、26両日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。大半の参加者が、見込み通りにインフレが低下しなければ、想定を上回る速いペースでの利上げが適切との見解で一致していたことが分かった。
1月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.5%上昇と、伸び率は1982年以来約40年ぶりの高水準を記録した。参加者は「高インフレが予想より長期化している」と懸念。物価上昇圧力が広範囲に及んでおり、賃金が上がることでインフレが上振れするリスクも言及された。
大半の参加者は、前回の金融引き締め局面だった2015年以降よりも「速いペースでの利上げが正当化される公算が大きい」と判断した。FRBはリーマン・ショック後に導入した事実上のゼロ金利を、15年末から3年間かけて年2.25~2.50%へと緩やかに引き上げた。
【時事通信社】
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