- 2022/02/18 掲載
米ゴールドマン、今後3年の収益目標引き上げ
デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は、クレディ・スイスが主催した金融サービスフォーラムでの講演で、過去2年間の進展を指摘し、インフレ高進や投資銀行とトレーディング部門の減速が見込まれる中、今後も業績改善に努めると説明した。
「顧客にサービスを提供し、収益を上げ、株主に大きな価値をもたらすための適切な計画があると確信している」と強調した。
今後3年間の有形株主資本利益率(ROTE)は15─17%になると予想。従来目標の14%から引き上げた。自己資本利益率は従来の13%から14─16%に引き上げた。
また、トランザクション・バンキング部門の預金残高は、昨年の540億ドルから、2024年には1000億ドルを超えると見込む。収入は昨年の2億2600万ドルから24年までに7億5000万ドルに増加する見通し。
コンシューマー・バンキングの預金残高は、昨年の1100億ドルから24年までには1500億ドル超に増加する見通し。収入も、昨年の15億ドルから24年までに40億ドル以上に増加すると予想されている。
資産運用部門は、プライベートエクイティ(PE)や不動産などのオルタナティブ資産から得られる20億ドル以上を含め、2024年までに100億ドル以上の手数料収入を目指している。
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