- 2022/02/18 掲載
金先物、一時最高値に迫る=ウクライナ情勢で―大阪取引所
18日の大阪取引所で、金先物相場が急伸した。取引の中心である12月決済物は夜間取引で、1グラム当たり7020円まで上昇。2020年8月以来約1年半ぶりの高値となり、同月に付けた過去最高値(7032円)に迫った。ウクライナ情勢の緊迫化を受け、指標となるニューヨーク金先物相場が値上がりしたことが背景。
市場ではウクライナ情勢への警戒感から、有事に強いとされる金を評価する動きが広がった。また、原油・天然ガスをめぐり輸出国ロシアからの供給不安も高まり、今後はエネルギーを中心に物価上昇が加速するとの懸念も、インフレに強いとみられている金の先高観測につながっている。
終値は6993円。ウクライナ情勢の緊張緩和へ来週後半に米ロ外相会談が開かれる見通しとなったことで、日中取引ではやや水準を下げた。ただ、市場では今後について「金は安全資産とされるだけに、先物も買われやすい状況が続く」との見方が強い。
【時事通信社】
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